ヤマハ発動機は10日、16日から開催される2輪車ショー「ミラノショー」に、中型スクーター『TMAX』の2004年モデルなど新型車3機種を出展する、と発表した。
出展する新型車はTMAXのほかオン・オフ兼用車『XT660R』、スポーツバイク『YZR‐R1』の3機種。TMAXは、エンジン出力を向上させたほか、新たにフューエルインジェクションを採用するなど、基本性能と環境性能を高めた。
XT660Rは、新設計の水冷4サイクルSOHCエンジンを搭載。排気量を現行の600ccから660ccに高めパワーアップ。同時にフューエルインジェクションを採用し環境性能を高めた。
YZR‐R1は、フューエルインジェクションを搭載した5バルブ水冷4サイクルDOHC並列4気筒エンジンを新設計。エンジン単体重量は、現行比で約4kgの軽量化を図った。また、高い圧縮比を可能にしたクローズドデッキシリンダーや、従来の機械加工方式にくらべ、高回転域での高い信頼性を確保したFSコンロッドを、ヤマハ製2輪車として初めて採用した。