ホンダは、インターナビ・プレミアムクラブで、世界で初めての技術フローティングカーシステムの機能を追加したが、本当に役立つのか疑問視する声がある。
フローティングカーシステムは、まずインターナビ・プレミアムクラブのメンバーの乗るホンダ車に取り付けた車内センサーで、走行速度などの情報を情報管理センターに送信、そしてこの情報から交通流などの交通渋滞情報を生成し、VICS情報を提供していない道路を走行した際に、会員に提供する。
しかし、これが機能するためには、VICS情報を提供していないその同じ道路を、リアルタイムに近い時間帯に、最新のインターナビ・プレミアムクラブに対応したカーナビを装着した会員他車が走行する必要がある。ホンダの国内保有シェアを見ても、この条件を満たして渋滞情報が的確に得られるかは、現時点で疑問だ。