【イクリプス『AVN9903HD』】使用頻度はオーディオの方が多い

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【イクリプス『AVN9903HD』】使用頻度はオーディオの方が多い
【イクリプス『AVN9903HD』】使用頻度はオーディオの方が多い 全 2 枚 拡大写真

イクリプス『AVN9903HD』ではインダッシュモニターを採用している。オーディオ機能のみを使用する際にはモニターを収納し、見た目にも機能的にもオーディオ専用機として振舞わせるという、これまでのAVN(オーディオ・ビジュアル・ナビ)一体型には見られない、新しいコンセプトを取り入れている。

「AVNといっても、実際にはナビよりもオーディオを使う頻度が圧倒的に高い」と説明するのは、AVC本部・商品企画部の中野雅彦さん。

これまでのAVNではナビの使用を前提としていた。CDを聞くにもナビ画面を切り替えてメニューを呼び出し、モニターをチルトさせてディスクの出し入れを行わなくてはならなかった。オーディオ専用機では単純な動作だったものが、AVNでは面倒になる。「CDひとつ聞くために一体いくつの手順を踏ませるのか、といったクレームも多かった」と中野さんは言う。

様々な改善案を検討してきたが、あるとき「使用頻度の多いオーディオ機能を前面に出し、ナビ機能は必要なときだけ呼び出せば良い」という逆転の発想が生まれたという。それがAVN9903HDで取り入れられた「デュアルフェイスAVN」につながっていく。ナビを主役にするのではなく、あくまでもオーディオを主役にした。

オーディオだけを使う場合には、これまでの2DINタイプのオーディオ専用機と同様に扱える。操作に必要なボタンも最小限で単純明快。直感的なコントロールが可能だ。モニターを起動し、メニューを呼び出せば高度なコントロールもできる。だが、普段からその高度なコントロールを使うことは少ない。使用頻度が少ないものは表に出す必要もないという考え方だ。

能ある鷹は爪を隠す、AVN9903HDはナビを隠す、といったところか。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る