日本自動車工業会(自工会)が初めて主催する乗用車ショーとなる第37回東京モーターショーのキーワードは、「来場者参加型」と「双方向コミュニケーション」。幅広い層の動員を図ろうと、自工会はさまざまな仕掛けを用意したが、新設の「フェスティバルパーク」は人気のコーナーとなるのが必至だ。
同パークは、会場のほほ中央にあるイベントホールの西隣りの「西休憩ゾーン」に設置される。大型スクリーンを配した特設ステージを設置、女性や子供向けに安全啓蒙を含む多様なイベントが行われる。パークの広さは、トヨタ自動車グループの展示スペースに匹敵するという力の入れようだ。
女性客の人気を集めそうなのが、「フェスタ・デ・マリスコス」。スペインダンスなど30分のショーを平日3回行う。同時にライブクッキングショーを行い、ダンスが終わった時には大鍋にパエリアができあがっているという趣向。土日祭日には子供向けの「トラフィック戦隊アンゼンジャー」ショーを1日3回行う。お楽しみはクルマだけじゃないよ、というのが今年の東京ショーとなりそうだ。