【インプレ'03】岡崎五朗 アウディ『A3』は極めて実用的なスペシャルティカーだ

試乗記 国産車
【インプレ'03】岡崎五朗 アウディ『A3』は極めて実用的なスペシャルティカーだ
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A3には、多くの人がハッチバックカーというジャンルに対して抱く「お手軽で実用的」という下駄グルマ的精神は微塵も感じられない。

眺め、触れ、乗り込み、走りだす……そういった日常的に繰り返される体験を通し、磨き込まれた逸品だけがもつ硬質感、厚み感、緻密性、骨太感を強烈に訴えかけてくる。

そんなクルマを巷では「プレミアム・ハッチ」と呼ぶが、この言葉ではA3のキャラクターを十分に伝えるのは困難だ。

むしろ「きわめて実用的なスペシャリティカー」と解釈したほうが、このクルマの実像をより正確に掴むことができる、と僕は考えている。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆ 
インテリア/居住性:★★★★☆ 
パワー&フットワーク:★★★☆☆ 
装備内容:★★★☆☆ 
オススメ度:★★★★☆ 

岡崎五朗|モータージャーナリスト
1966年東京生まれの37才。
生活をともにして気持ちがいいかどうかがクルマを評価するうえでの最大の関心事項」という評価姿勢にはファンが多い。自動車専門誌をはじめ一般誌など、幅広いフィールドで活躍中。

《岡崎五朗》

岡崎五朗

岡崎五朗:モータージャーナリスト / AJAJ理事 1966年東京生まれ。青山学院大学理工学部機械工学科在学中から執筆活動を始め、卒業と同時にフリーランスのモータージャーナリストとして活動を開始。1年間に試乗する車は150台以上。「生活を共にして気持ちが良いかどうか」が車を評価するうえでの最大の関心事項。ahead、engine、yahoo!ニュースなどに寄稿のほか、SNS等でも自動車関連情報を積極的に発信している。tvkテレビ神奈川の自動車情報番組「クルマでいこう!」MC。近著に「EV推進の罠」ワニブックス、「SDGsの不都合な真実」宝島社、がある。

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