タイヤを路上に落とす……巻き添え事故で1人死亡

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1日未明、兵庫県伊丹市内の中国自動車道上り線で、路上に落下していた大型車用のタイヤに乗り上げ、追越車線から走行車線側に逸脱してきた大型トラックに別の大型トラックが追突する事故が起きた。

追突されたトラックはさらに路肩へと弾き飛ばされて、運転席部分と荷台の接合部分が折れるなどして大破。荷台は直後に炎上した。現場付近は事故処理と検証のために10時間以上も通行止めとなっている。

兵庫県警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは1日の午前4時40分ごろだという。伊丹市荒牧付近の中国自動車道上り線(3車線区間)で、追越車線を走っていた大型トラックが路上に落ちていた大型車用のタイヤに乗り上げ、コントロールを失い中央の走行車線に弾き飛ばされた。

中央車線には40歳の男性が運転する別の大型トラックが接近しており、突然前方を塞ぐ形で現れたトラックを避けられないまま追突した。

追突されたトラックは左側車線を超えて路肩までさらに弾き飛ばされ、側壁に激突した衝撃で運転席と荷台の接合部が破断。真っ二つに折れた状態で数十メートル走った。

この事故で追突されたトラックの運転手が全身を強く打って即死、漏れた燃料が引火して荷台部分も全焼した。避けられずに追突してしまった側のドライバーにケガは無かった。

関係した車両の数は少ないものの、状況が複雑だったことから復旧作業や現場検証に時間を要し、現場付近を含む中国自動車道上り線の宝塚〜中国池田インターチェンジ間は10時間以上に渡って通行止めとなった。警察では追越車線にタイヤが落ちたのはいつ頃だったのかを調べ、落とした車両の特定も進めていくとしている。

《石田真一》

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