「片手でポン!」の操作性で3列目へのアクセスを楽にしたスマートユーティリティが自慢の『シエンタ』。しかし座ってみなければ本当の快適性はわからない。何かと敬遠しがちな3列目でも楽しいインテリアには、しっかりとした気配りがあった。
「3列目が疎外されないように、前列と同じパターンで同じ雰囲気を出しました。アームレストをしっかり付け、カップホルダーなどで快適性と使い勝手を高めています。フロントシートのショルダーとヘッドレストに丸みを持たせ、後席からの見晴らしのよい空間を演出しました」と語る第2トヨタデザイン部、江崎秀樹担当員。
「3列目シートをセパレートにしたため、大人が座っても位置がしっかりと決まります。2列目の50:50分割と合わせたデザインです。2列目シートについたハンドルもずいぶん大きいですがこれも意図的なものです。コレ1つで大きい操作ができることを視覚的にアピールしています」と続ける。
座って実感。7人が快適に過ごせる空間を持ったシエンタ。補助席だと割り切らず、大勢で出かけたくなるクルマである。