幼稚園児は見た? 送迎バスがひき逃げ事故

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8日午前、千葉県市原市内の市道で、幼稚園の送迎バスが道路左側を自転車で走行していた62歳の男性に接触し、そのまま逃走するという事件が起きた。

警察ではこの送迎バスを運転していた71歳の男から事情を聞いていたところ、ひき逃げの事実を認め、さらには酒気帯び相当量のアルコールが検知されたため、飲酒ひき逃げ事故と判断。同日午後までに業務上過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)の容疑で緊急逮捕している。

千葉県警・市原署の調べによると、事故が起きたのは8日の午前9時40分ごろだという。市原市菊間付近の市道で、道路左側を自転車で走っていた62歳の男性が、後方から接近してきたマイクロバスと接触した。

男性は接触直後に自転車ごと転倒し、腕などに軽傷を負った。マイクロバスは接触直後に一旦減速したものの、その後にスピードを上げてそのまま現場から逃走した。

警察ではひき逃げ事件として捜査を開始するとともに、目撃情報から同市ちはら台南にある幼稚園の所有するバスと断定。運転していた71歳の男から任意で事情を聞いていた。男は「接触したのではないかとも思ったが、たいしたことがなさそうなのでそのまま進行した」と、接触を認識していた事実を認めた。

この段階で取り調べを担当した警察官が男の呼気が酒臭いことに気がつき、アルコール検知を実施したところ、酒気帯び相当量を検知。事故は飲酒原因で発生したと最終的に判断し、業務上過失傷害と道交法違反の容疑で緊急逮捕している。

事故当時、送迎バスには園児11人と、引率していた21歳の女性教諭が同乗していた。この12人に負傷は無かったが、警察では女性教諭が事故発生を把握していたかどうかについても調べを進める方針。

《石田真一》

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