救急車の到着を待つ間、別のクルマにはねられる

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14日未明、新潟県聖籠町内の国道7号線で、道路を横断しようとしていたロシア人の男性がクルマにはねられるという事故が起きた。男性は救急車の到着直前に別のクルマにひき逃げされ、脳挫傷が原因で死亡している。

新潟県警・新発田署の調べによると、事件が起きたのは14日の午前1時ごろだという。聖籠町大夫付近の国道7号線で33歳のロシア人男性が道路を横断しようとした際、走ってきた21歳男性のクルマと接触した。

男性のクルマは現場で急停止したため、これを避けきれなかった37歳の男性が運転する大型トラックが追突した。

2台のクルマはともに路肩に退避し、後続車がさらに追突するのを防止するとともに、最初に事故を起こした男性が警察と消防に通報。路上に倒れた男性を動かさないようにして救急車の到着を待っていた。

2人の男性が交通整理を行っていたところ、後方から接近したクルマが減速の指示を無視するように突っ込んできて、路上に倒れたままの男性を踏むようにしてそのまま走り去った。

クルマはそのまま逃走したため、警察ではひき逃げ事件として捜査を開始。直後に新発田市内で車体前部が損傷し、血痕のついたクルマを発見。職務質問したところ、事故現場付近を走行したことを認めたため、運転していた54歳の女を道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で検挙し、取り調べを実施している。

ロシア人の男性は中古車を買い付ける仕事で来日していたが、現場付近でクルマが故障したため、電話を探しに行こうとしたらしい。最初にはねられた段階では意識もあったという。

《石田真一》

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