【東京ショー2003出品車】ダイハツ『XL-C』---合理性以外の価値
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エクステリアは曲面を多用した、普通乗用車然としたもの。軽自動車は通常、室内スペースをできるだけ広く取るために、サイドシルをあまり絞らない角形デザインになりがちだが、XL-Cはサイドパネルに丸みをつけ、小型車のような有機的デザインとしている。
さらに特徴的なのは「情感を大切にした」(ダイハツ関係者)というインテリア。シート表皮、トリム、ダッシュボードはすべて本革張りで、車内には高級車のようなレザーの香りが漂う。シートは背もたれ、座面ともに分厚く作られ、パセンジャーに伝わる路面の衝撃を軽減する。ホイールストロークを大きく取れない軽自動車では有効な対策だ。
現在のところXL-Cは市販化される予定はないが、コンセプトは新車開発に活用されるという。