【東京ショー2003出品車】三菱『i』---新世代MRプラットフォーム

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京ショー2003出品車】三菱『i』---新世代MRプラットフォーム
【東京ショー2003出品車】三菱『i』---新世代MRプラットフォーム 全 5 枚 拡大写真

三菱自動車は現在、次世代軽自動車のプラットフォームを鋭意開発中だ。新プラットフォームはアンダーフロアミッドシップレイアウトで、2560mmという1.5リットルクラス並みのロングホイールベースを持つのが特徴だ。『i』は、そのプラットフォームを最大限に活用することを主眼に作られたコンセプトカーである。

【画像全5枚】

初登場がフランクフルトショーということで、iは軽自動車のサイズよりは若干大きめ。エンジンも1リットル直3だが、フロアは軽自動車のものだ。流麗なワンモーションボディを採用しているが、室内スペースは角形の軽ミニバンや小型車を大きくしのぐ。空力特性も優れており、Cd値は0.24を記録する。省燃費技術もアルミスペースフレームや樹脂材の使用による軽量化、アイドリングストップシステム、CVTなどが採用されている。

iはすでに走行テストを行っており、ヨーロッパで2005年から実施される排出ガス規制EURO4で最高値の5つ星を獲得、燃費では3リッターカー(100kmを3リットルの燃料で走行できるクルマ)の基準であるCO2排出量90g/km以下の89g/kmを達成、こちらも5つ星を獲得した。三菱はiについて、2005年に発売する軽自動車とそう大きな違いはないと言明しており、三菱の軽戦略を体現するモデルとして注目される。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  4. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
  5. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る