タイヤ脱落事故で神奈川県警が三菱ふそうを捜査対象

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神奈川県警は16日、2002年1月に横浜市瀬谷区内で発生し、29歳の女性が死亡した大型トレーラーのタイヤ脱落・滑走事故について、この事故が「ハブ」と呼ばれる部品の構造上の欠陥が原因だった可能性が濃厚となり、製造メーカーである三菱自動車を業務上過失致死傷容疑での捜査対象に含める方針を明らかにした。

この事故は2002年1月10日の午後、横浜市瀬谷区内の県道(中原街道)で発生している。神奈川県綾瀬市内の運送会社が所有する大型トレーラー(三菱ふそう『ザ・グレート』)から走行中に左前輪が突然脱落。下り坂を約50m滑走し、歩道を歩いていた29歳の女性を直撃した。タイヤは直径約1m、重さは140kg近くあり、直撃された女性は間もなく死亡。一緒にいたこの女性の長男と二男が軽傷を負った。

警察で車両の検分を行ったところ、事故を起こしたトレーラーは車軸とホイールを連結する「ハブ」と呼ばれる部品が破損し、タイヤやホイール、ブレーキドラムごと脱落したことがわかった。さらには同様のタイヤ・ホイール脱落事故が1999年1月から2002年1月までの間に全国で46件発生したことが後の調べで判明。このうち35件は三菱ふそう製トラック/トレーラーであることも明らかになった。

さらに分析を進めたところ、事故を起こしたクルマと同年代に製造された三菱ふそうのトラック/トレーラーに装着されているハブの厚みが他社製よりも薄い構造であることがわかり、ボルトを強く締めすぎた場合などに金属疲労が生じやすいこともわかった。

このため、事故は整備不良によるものではなく、ハブの構造欠陥が原因となった可能性が極めて高いとして、警察庁科学警察研究所の鑑定確認を待ち、三菱自動車(三菱ふそうトラックバス)に対する捜査を開始する方針だ。

《石田真一》

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