19日深夜、山形県尾花沢市内の国道13号線で、対向車線側へ逸脱してきた乗用車と大型トラックが正面衝突し、乗用車が大破するという事故が起きた。乗用車に乗っていた男性3人はいずれも車外に放出され、病院での死亡が確認されている。
山形県警・尾花沢署の調べによると、事故が起きたのは19日の午後11時50分ごろだという。尾花沢市名木沢付近の国道13号線で、対向車線側を80km/h以上の速度で進行してきた乗用車と、32歳の男性が運転する大型トラックが正面衝突した。
相対速度が高かったということもあり、乗用車は衝突の衝撃で大破。乗っていた3人の男性が車外に放出された。3人はすぐに病院へ収容されたが、いずれも死亡していることが確認された。
乗用車に乗っていたのは、このクルマを所有する35歳の男性と、32歳と49歳の男性。クルマが大破して車外放出されていることから、事故当時に誰が運転していたのかがわからない状態だとしている。
乗用車は同じ車線を走っていた他のクルマを追い越そうと急加速をした直後、大型トラックと激突している。現場は見通しの良い直線道路で、トラックの運転手は「直前で乗用車がこちらの車線に飛び出してきた。向こうからこちらが見えなかったとも思えない」などと証言しているという。
死亡した3人がどのような関係であることかも不明であることから、警察では死亡した3人の関係解明を急ぐとともに、飲酒運転を行っていた可能性も考えられるとして、事故直前の足取りなども調べていく方針だ。