【東京ショー2003速報】極められないからホンダ『KIWAMI』!?

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京ショー2003速報】極められないからホンダ『KIWAMI』!?
【東京ショー2003速報】極められないからホンダ『KIWAMI』!? 全 1 枚 拡大写真

ホンダが今回のショーで最大の目玉としている燃料電池車のコンセプトカー、『KIWAMI』。コンパクトな燃料電池を車体の中央に配し、車高をミッドシップスポーツ並みの1250mmに抑えた異色の高級車であることは既報のとおり。

ホンダ関係者によれば、このデザインは10月に発表されたばかりのオデッセイの延長線上にあるという。同じく10月に発表された、新しい製法による小型高出力の燃料電池ユニットとの組み合わせで実現に向かうかと思いきや、「燃料電池車の開発はそんな甘いもんではないですよ」(ホンダ関係者)。

このKIWAMIに燃料電池ユニットを実装するには、巨大な水素タンクやインバータを持つ現在の方式ではほぼ不可能で、まったく新しい方式を考案する必要があるほどだという。「既存の技術の延長線ばかりを追っていても、先端技術は極められない。そういう意味で、この車にはKIWAMIという名がふさわしいと思いますね」(ホンダ関係者)

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  5. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る