【東京ショー2003速報】トヨタ、ついにリチウムイオン電池採用—『ファインN』
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ファインNで目を引くのは、リチウムイオン電池の採用だろう。トヨタはこれまで一貫してニッケル水素電池を二次電池に使用してきた。寿命や電圧の高さ、破損時の毒性などの点で、ニッケル水素がリチウムイオンに対して有利と考えられてきたからだ。
が、リチウムイオンも最近、従来のコバルトに代えてマンガンを原料に使用することで、電圧、コスト、寿命が飛躍的に向上することが確実視されている。トヨタが新たにリチウムイオンを採用したことで、世界の二次電池の技術トレンドがリチウムのほうに流れる可能性はさらに高まったといえるだろう。