自動車道の対面通行区間で7人が死傷

自動車 社会 社会

27日午後、岐阜県高鷲村内の東海北陸自動車道(対面通行区間)で、上り線を走行中のトラックが下り線側に逸脱し、対向の軽自動車と衝突したことを発端に、クルマ6台が関係する多重衝突事故に発展した。この事故で2人が死亡、5人が重軽傷を負っている。

岐阜県警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは27日の午後2時10分ごろ。高鷲村鮎立付近の東海北陸自動車道(中央分離帯無しの対面通行区間)で、上り線を走行していた25歳の男性が運転するトラックが、緩いカーブを曲がりきれずに対向の下り車線側に逸脱。

下り線を通行していた60歳男性の運転する軽自動車と衝突した。トラックはさらに後続の2台とも衝突して停止したが、この際に積荷の鉄パイプが下り線側に落下、さらに2台を巻き込み、合計6台が関係する事故となった。

この事故で軽自動車に乗っていた2人が頭などを強く打って間もなく死亡。トラックを運転していた男性ら3人が重傷。トラックと軽自動車に同乗していた2人が軽傷を負った。鉄パイプの落下被害を受けたクルマの乗員に被害は無かった。

現場は高鷲インターチェンジから南に1kmほどの場所。片側1車線ずつの対面通行区間で、中央分離帯は設置されておらず、ゴム製のポールで簡易に車線を分けている。

軽自動車の後部座席に乗っていた人は「トラックがいきなり突っ込んできた」と供述しており、警察ではトラックを運転していた男性の回復を待ち、業務上過失致死傷容疑で事情を聞く方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  2. 無線LAN内蔵&業界最大4.0インチ、ブリッツのレーザー&レーダー探知機「TL406RW」が発売
  3. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  4. 冬を愉しむ上質な『ブリザック WZ-1』は“大人のスタッドレス”、想像を超える快適さは非降雪地域のユーザーにこそおすすめPR
  5. オートリース業界のリーディングカンパニー「SMAS」が掲げる「移動革命」の今と未来…ジャパンモビリティショー2025PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る