【東京ショー2003速報】空力デザインで400km/h!!---慶應義塾大学『エリーカ』

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京ショー2003速報】空力デザインで400km/h!!---慶應義塾大学『エリーカ』
【東京ショー2003速報】空力デザインで400km/h!!---慶應義塾大学『エリーカ』 全 3 枚 拡大写真

慶應義塾大学電気自動車研究室が今回出展した『エリーカ』。311km/hを記録した『KAZ』(カズ)に続く第二段として目指すは、なんと400km/h。8輪を踏襲したデザインの中では、空力やパッケージングという制約との戦いがあった。

【画像全3枚】

KAZはイタリアのカロッツェリア、イデアのデザインによるものだが、今回は日本のオリジナル。それを手がけたのが慶應義塾大学SFC研究員の江本聞夫氏だ。「前回は距離の問題もあり、研究室の意向を100%反映できませんでした。エリーカでは、電気自動車の普及を目指し、ハイエンドなモデルで乗用車の概念にとらわれないデザインを目指しました」

「8輪はインホイールモーター1個の出力を考えた結果、必要な数。そしてスピードを出すためには空力性能は絶対用件です。8輪もあるとかなりのスペースがスポイルされます。そこでタイヤをカバーして、空力を両立させたのがカタマラン(双胴船)という形でした。その上で抵抗の少ない水滴形状をミックスさせています。5分の1モデルでのCD値は0.17でした」と続ける。

「エンジンがないことでフロントウインドウの下端を下げることができました。メッセージとしてそこに何も無いことがわかります。リアのスポイラー兼ウインドウも、実際に必要な形状から生まれたデザインです」と江本氏。

普通の乗用高級車ではなく、モダンな「フューチャリアル」を表現したエリーカ。空力デザインは400km/hを達成できるだろうか。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  2. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. NISMO「L型エンジン用ヘッド」発売に「NAで300psって」「オーラニスモ買えちゃう」など驚きの声
  4. メルセデスベンツの小型SUV『GLB』次期型、プロトタイプの写真…内装は完全公開
  5. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る