ハイテクで追突事故を減らせ---AHSが実証実験へ

自動車 テクノロジー ITS

国土交通省は29日、走行支援道路システム(AHS)の実証実験を首都高速で始めると発表した。

急カーブ区間として知られる4号新宿線上りの参宮橋区間(カーブ半径88m)に、前方の渋滞状況を感知するセンサーを設置、専用端末を搭載したドライバーに警告を出す。また、基点アンテナと情報提供アンテナ間の移動速度を測るなどして車両速度も検出、スピードオーバーをドライバーに知らせる。実験は約30人のモニターが参画し、10月30日から約1カ月間、実施する。

国交省によると、首都高にある半径200m以内のカーブは270カ所。このカーブ区間だけで、交通事故が年間3000件発生しており、全事故数の2割に達するという。事故渋滞などの影響も加えると、経済損失は約70億円に達すると同省では試算する。

AHSは、旧建設省系のITSプロジェクト。省内には旧運輸省系のASV(先進安全自動車)プロジェクトもある。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
  3. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  4. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
  5. 新型取締機JMA-520/401に対応、セルスターが一体型コンパクトレーダー探知機「AR-225A」を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る