セパレートタイプのETC車載器はカードのセットにご注意

自動車 テクノロジー ITS

10月末で175万台を突破したETC車載器だが、最近はアンテナと本体がセパレートになっている機種に人気が集中しているようだ。

本体とアンテナが一体になっているタイプよりもフロントガラス周りがすっきりしているというほか、カードの取出しを忘れても本体が外から見えない位置であれば、盗難等の防止にも役立つというメリットがある。

しかし、その見えないというのがデメリットにもなりうる。東京モーターショー(幕張メッセ)の帰り道、湾岸市川料金所で1台のクルマがETC専用レーンで停止、後方のクルマからブーイングのクラクションが鳴らされていた。そのクルマが装着していたのは、セパレートタイプで、カードのセットが不充分だったのがトラブルの原因だった。

一体型の多くは、カードが車載器に認識されたかの表示が分かりやすい位置にあり、機種によっては発光ダイオードで確認できるものもある。それに対してセパレートタイプの本体はグローブボックス内などにあることが多い。カードのセットが不充分でも気づくことが少ないわけだ。

セパレートタイプでは、たとえばアンテナ部にチェックランプを設けるなどして、ドライバーが素早くカード認識をチェックできる工夫をメーカーには考えてほしい。もちろんユーザーも、走り出す前にカードのセット状況を確認しよう。

《編集部》

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