セパレートタイプのETC車載器はカードのセットにご注意

自動車 テクノロジー ITS

10月末で175万台を突破したETC車載器だが、最近はアンテナと本体がセパレートになっている機種に人気が集中しているようだ。

本体とアンテナが一体になっているタイプよりもフロントガラス周りがすっきりしているというほか、カードの取出しを忘れても本体が外から見えない位置であれば、盗難等の防止にも役立つというメリットがある。

しかし、その見えないというのがデメリットにもなりうる。東京モーターショー(幕張メッセ)の帰り道、湾岸市川料金所で1台のクルマがETC専用レーンで停止、後方のクルマからブーイングのクラクションが鳴らされていた。そのクルマが装着していたのは、セパレートタイプで、カードのセットが不充分だったのがトラブルの原因だった。

一体型の多くは、カードが車載器に認識されたかの表示が分かりやすい位置にあり、機種によっては発光ダイオードで確認できるものもある。それに対してセパレートタイプの本体はグローブボックス内などにあることが多い。カードのセットが不充分でも気づくことが少ないわけだ。

セパレートタイプでは、たとえばアンテナ部にチェックランプを設けるなどして、ドライバーが素早くカード認識をチェックできる工夫をメーカーには考えてほしい。もちろんユーザーも、走り出す前にカードのセット状況を確認しよう。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る