【インターナビ渋滞予測】ドライバーをイライラさせない

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【インターナビ渋滞予測】ドライバーをイライラさせない
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ホンダ『インターナビ・プレミアムクラブ』対応のファクトリーオプション(工場装着タイプ)のうち、新型『オデッセイ』から採用が始まったHDD(ハードディスク)カーナビには、世界初となる「渋滞予測機能」がプラスされている。

これはインターナビのサーバーに蓄積された過去データを基に、経路上に点在する「渋滞が発生しやすい場所、時間」を考慮して、最短時間で目的地まで到達できるルートの設定を行うものだ。

出発した時点でのデータではなく、「そのポイントを通過するまでの所要時間を計算し、通過時間帯の過去データを参考にして予測する」という点が世界初となる。

これまでのナビでもVICS情報を基にした所要時間のおおまかな計算は可能だった。だが、この場合には出発する段階でのデータを用いるため、交通量が少ない時間帯に出発したときなどには、途中での渋滞発生によって所要時間がどんどん延びていくといった事態も頻発していた。

例えば静岡を午後1時に出発して東京都心部に向かうと仮定しよう。通常のVICSでは県外のデータを取得できず、さらにはFM-VICSには旅行時間の提供が含まれていないため、自機が持つデータから目的地までの距離が最も短いルートを選ぶ。距離が短い=所要時間も短いという考え方だ。

ところが東京に近づくにつれ、道路が徐々に混みだした。VICSは神奈川県内の渋滞情報を取得し、3モード受信機を装着していた場合にはDRGS(動的経路誘導システム)が新たなルートを引き直すが、この時点でも実は東京都内の情報がわかっていない。所要時間は徐々に延び、東京都内でさらに渋滞にぶつかり、その度に経路が新たに設定される。

気が付けば初期段階での到着予想時間から数時間もオーバーし、通ってきたルートも複雑で非常に長かった…なんてこともあるだろう。
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《石田真一》

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