青森の女子高校生略取未遂事件に第二の容疑者!? 

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青森県警は8日、自転車で買い物に行く途中の女子高校生をクルマに引きずり込み、連れ去ろうとしたとして38歳の男を略取未遂と傷害の容疑で逮捕した。

警察では5日も同様の犯罪を行っていた20歳の男を逮捕しているが、2人の犯行エリアは重なっており、今後は近辺で起きた類似事件をどちらの男が起こしていたのかを調べていく方針だ。

青森県警・野辺地署の調べによると、今回逮捕されたのは野辺地町に住む38歳の男。調べによると、この男は10月29日の午後8時20分ごろ、野辺地町田名部道付近の国道279号線沿いにある店舗駐車場で、買い物を終えて自転車で帰宅しようとしていた18歳の女子高校生の背後から近づき、いきなり羽交い絞めをして近くに止めてあった自分のクルマに引きずり込もうとした疑いがもたれている。

女子高校生は激しく抵抗し、この様子に気づいた通行人の男性が「何をしている」と怒鳴りながら近寄ってきたために男は犯行を断念。そのままクルマで逃走した。

クルマのナンバーや特徴から、警察では今回逮捕した男を割り出して任意で事情を聞いていたが、男が犯行を認めたため、8日午前に逮捕している。

野辺地町や十和田市などではクルマを使って若い女性を連れ去ろうとする略取未遂事件が頻発していた。5日には同様の事件を起こしていたとして20歳の男が逮捕されているが、2人の犯行エリアはこれまでの調べで微妙に重なっていたことがわかっている。

警察が被害者に行った事情聴取でも、容疑者が「若かった」、「中年だった」と全く異なる特徴を話しており、クルマのナンバーも違っていた。このため、警察では少なくとも2人以上の容疑者がいるものとして調べを進めてきた。

現段階で容疑者が若かったのか、中年だったのか判明していないケースもあり、警察ではこれまでに逮捕された2人を厳しく追及し、どちらが何件の犯行を行ったのか特定を急ぐ方針。

なお、今回逮捕された男は付近で類似の事件が起こっていたことを最近まで知らず、もう一方の容疑者とも面識が無いという。

《石田真一》

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