交通トラブルが発端の銃撃事件、実は薬物による幻覚?

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広島県警は8日、交通トラブルから在日米軍岩国基地に所属する21歳の三等兵曹を銃撃し、重傷を負わせた37歳の男を殺人未遂と暴力行為法違反の容疑で再逮捕した。

容疑者の尿からは覚せい剤の成分が検出されており、事件当日に覚せい剤を使用していたかについても今後調べていく。

広島県警・広島東署の調べによると、この事件は10月26日の午前4時ごろに発生している。広島市中区流川町付近の市道を在日米軍岩国基地に所属するアメリカ兵3人が歩いていたところ、クルマで通りがかった男が拳銃1発をいきなり発砲。弾は21歳の三等兵曹に命中した。

男は介抱する残り2人にも拳銃を突きつけ、「おまえらもやってやろうか?」などと脅迫。その後、自分のクルマで逃走している。

警察では10月28日に広島東署へ拳銃を持って出頭してきた男を銃刀法違反の現行犯で逮捕しているが、今回の再逮捕は拳銃を発射し、アメリカ兵に重傷を負わせたという、直接の容疑に対するものだ。

これまでの調べで、この男が拳銃を発射したしたのは、アメリカ兵らがクルマを進路を妨害した交通トラブルによるものとみられていたが、逮捕後の検査で男の尿から覚せい剤の成分が検出されていたことがわかった。

事件当日にも薬物を使用していたかどうかについては現時点ではわかっていないが、事件の発端となったのは交通トラブルではなく、薬物による幻覚(あるいはフラッシュバックと呼ばれる現象)による可能性もあるとして、男を厳しく追及していく方針。

《石田真一》

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