【東京ショー2003続報】アストンマーチン『DB9』の車名
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かつてDBシリーズは直6が“標準”で、高性能仕様や異なる気筒レイアウトのエンジンを積む場合は「V8」「バンテージ」といったサブネームが付随していた。
ところがV12を搭載する新型DBにサブネームはつかない。説明担当者もそのことは知っており、「まだ本国でも発売されておらず、正式発売時にはなんらかの変更があるかもしれません」と含みを残す。もっとも数年前からアストンマーチンのエンジンはV12の1機種になっている。
いっぽうDBシリーズでは「8」が欠番だ。また今年のデトロイトショーでは4.3リットルV8を積んだ“スモール”アストンマーチン、『AMV8バンテージ』コンセプトが披露され、これが2005年発売の量産型のベースになると発表された。
このとき「バンテージ」は付属名称ではなく、固有名称だとされた。そしてバンキッシュ、DB7に並ぶ第3のモデルと説明されていた。つまりバンテージ込みで車名のDB8バンテージ(AMV8バンテージ)が先に開発されていたものの、市販化はDB9が先になった?
もうひとつのサブネーム「ボランテ」=コンバーチブルについて、説明担当者によれば車名はともかく、DB9にも設定される方向らしい。
《高木啓》