高速道路上で起きた惨劇

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15日未明、埼玉県川口市内の東北自動車道下り線で、高速道路上の陸橋から飛び降りた人が通過中のクルマ少なくとも5台に次々とはねられて死亡する事故が起きた。

警察では飛び降り自殺をしたものとみているが、遺体の損傷が激しく、身元はおろか、性別や年齢などもわかっていない。

埼玉県警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは15日の午前0時15分ごろとみられる。これより5分後の午前0時20分ごろ、さいたま市緑区内にある東北自動車道・浦和料金所の料金収受員に対し、同時間帯に料金所に到達した5人のドライバーが「本線上で動物、あるいは人のようなものをひいた」との通報が寄せられた。

通報に基づき、警察が現場とされた川口市石神付近の下り線を調査したところ、本線上の約400mに渡って肉片が散乱していることがわかった。通報した5台のクルマが通過した以後にも、さらに数十台のクルマに踏み潰されたらしく、原型さえわからない状態になっていた。

警察では現場を含む川口ジャンクション〜浦和料金所間を直後から7時間閉鎖。現場検証と道路の洗浄作業を進めた。その結果、服らしい破片が複数見つかったことで、クルマにはねられたのは人間であると判明した。

しかし、現場付近には故障車なども止まっておらず、他のクルマから「本線上に人が歩いていた」などの通報が寄せられていないことから、警察では高速道路の上を通る一般道の陸橋から何者かが飛び降り自殺をしたものとみている。

しかし、事件に巻き込まれた人が高速道路を走るクルマから遺棄されたなどの可能性も少なからずあり、警察では周辺部の捜索なども行い、遺留品などの発見を急ぐ方針だ。

《石田真一》

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