ピッキング常習者、車上荒らし発見され刺す

自動車 社会 社会

千葉県警は17日、今年9月に特殊開錠用具所持禁止法(いわゆるピッキング防止法)違反の現行犯で逮捕した69歳の男が、昨年12月に市原市内で発生した強盗殺人事件に関与した疑いが濃いことを明らかにした。

警察では裏付け捜査に着手。この男を厳しく追及するなどして事件の全容解明を急いでいる。

千葉県警・市原署の調べによると、問題の事件は昨年12月7日の未明に発生している。同日の午前1時20分ごろ、市原市柳原の住民から「近くの家に住む男性が何者かに刺されたようだ」と110番通報が入った。

捜査員が現場となった住宅に急行し、助手席側の窓ガラスが割られた外国製高級乗用車の脇に男性が倒れていることを確認した。倒れていたのはこの家に住む62歳の男性で、病院に収容されたが出血性ショックなどが原因で1時間後に死亡した。

通報者はこの男性の「何やっているんだ?」という大声、そして激しく争うような物音に気づいて様子を見に行き、倒れている男性を発見したと供述している。

警察ではクルマのガラスが割られ、車内に物色された痕跡があることなどから、直前に現場付近で目撃情報のあった車上荒らし犯が事件に関与したものとみてその行方を追っていた。

事件が大きく動いたのは今月になってから。千葉南署が今年9月18日にピッキング用の工具を隠し持っていたとして特殊開錠用具所持禁止法違反の現行犯で逮捕した男が、取り調べの際に「車上荒らしの現場を発見され、脇差で男性を刺した」と供述していることがわかった。

男は「現場は市原」、「やったのは冬だ」などと話しており、これらの内容から警察では市原市で起きた強盗殺人事件のことだと最終的に判断。現在も取り調べを進めているという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  2. 無線LAN内蔵&業界最大4.0インチ、ブリッツのレーザー&レーダー探知機「TL406RW」が発売
  3. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  4. 冬を愉しむ上質な『ブリザック WZ-1』は“大人のスタッドレス”、想像を超える快適さは非降雪地域のユーザーにこそおすすめPR
  5. ポルシェ『911 GT3ツーリング』、コロンビアの熱帯雨林をテーマにした「オセロット」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る