道路公団ついに正念場……改革案を選ぶ政府与党

自動車 社会 社会

国土交通省は28日、道路公団民営化案を政府・与党協議会に提示した。新路線の建設については、道路関係4公団民営化推進委員会の答申に沿った案と、料金収入を実質的に建設へ回せる案、その中間的なPFI(民間活力による社会資本整備)案の3案を提示した。

組織形態は3案とも、道路資産保有機構と新会社に上下分割する案を採用(この方が固定資産税や法人税に有利となる)しているが、あくまでも道路建設スキームを残したい国交省は、新会社が同機構に支払うリース料をそのまま新会社に建設資金としてまわす案を推すと見られる。

この場合、もっとも早く残りの道路建設は進む半面、債務返済は一向に進まず、新会社による料金値下げや利払い負担で、債務は膨張すると見込まれる。

民営化委の反発は必至だ。政府は来月中旬をメドに、どの案を採用するか決める。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
  3. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
  4. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  5. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る