整備士試験問題漏えい事件でトヨタが謝罪会見

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整備士試験問題漏えい事件でトヨタが謝罪会見
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トヨタ自動車は3日、会見し、国の1級整備士筆記試験問題が系列ディーラーに事前漏えいしていたことを認めるとともに、再発防止策に取り組むことを明らかにした。

同社によると、まず国の「自動車整備士技能検定専門委員」を務めるアフターマーケット本部サービス部総括室の東京サービスグループマネージャー(42)が10月17日に試験問題をチェックするため、社内の技術人材開発室長(51)に問題をメールで送付。

そのデータが残り、後日、同室の室員(33)が系列ディーラー向けの練習問題の一部としてイントラネット網に掲載したという。練習問題は全部で137問だったが、事前に漏れたとされる37問には、アスタリスクマーク(*)がつけられていた。

また、室員は掲載時、室長に了承を求めていた。問題は室長が意図的に問題を漏えいしたかどうかだが、この点についてトヨタは「調査中」とし、明言を避けた。

石原国交相には3日午前中に電話で報告、全受験者(7317人)のうち、約3400人というトヨタ系メカニックの受験者については、練習問題を見たかどうかの特定を急ぎ、該当者は「自主的に受験辞退をお願いする」(岩月一詞副社長)という。

ただ、練習問題を見たかどうかの特定は事実上、不可能。国土交通省は「一生懸命勉強してきた受験者もいる」として面接や実技試験を続行する考えだが、トヨタメカニックが約半分も占めているだけに、試験自体が成り立つかどうか疑問の声も出そうだ。

《編集部》

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