“政治家の圧力”はなかった---イニシャル疑惑で政府見解

自動車 社会 社会

政府は日本道路公団(JH)の工事入札や人事にからむ疑惑について「政治家などからの圧力はなかった」とする見解をまとめた。

JH前総裁の藤井治芳氏が石原国交相にほのめかしたとされる“イニシャルトーク”をめぐり、共産党の穀田恵二議員が提出していた質問に答弁書の形で答えた。

2000年12月にJHが13件の工事発注を延期した際、地元の工事が含まれていた青木幹雄参院幹事長が激怒し、藤井氏や国交省幹部に圧力をかけたとされる疑惑について、答弁書は「地元自治体の首長が困惑しないよう良く説明して欲しいという依頼があったのは事実」としながらも、圧力を否定した。

このほか飯島勲大臣秘書官からの“恫喝”も「電話をかけた事実はない」と否定した。政府側としては、これで“イニシャル疑惑”の幕引きを図りたい考えだが、徹底抗戦の姿勢を見せる藤井氏の動きによっては、問題が再燃する可能性も残されている。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
  3. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  4. 125ccスクーターでもここまで違う!? スズキ『バーグマン』とヤマハ『NMAX』を徹底比較
  5. ホンダ『プレリュード』新型、シビック タイプRのサスペンションとブレーキ技術搭載へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る