10日午前、北海道網走市内の市道交差点で、直進中のゴミ収集車が強引に右折してきた乗用車を避けようとしてハンドル操作を誤り、交差点に隣接する木造アパートに突っ込むという事故が起きた。
収集車は倉庫として使用されている空き部屋を直撃しており、幸いにも負傷者はいなかった。
北海道警・網走署の調べによると事故が起きたのは10日の午前9時ごろだという。網走市南6条西3丁目付近の市道交差点で、道路を直進しようとしていたゴミ収集車が、直前で右折を試みた軽自動車と接触した。
ゴミ収集車を運転していた26歳の男性は回避のためにハンドルを切ったが、これが原因でバランスを崩し、そのまま交差点の脇にある木造アパートに突っ込んだ。
この事故でアパートの内部まで収集車の運転席部分が侵入し、部屋はめちゃめちゃに破壊されたが、以前にも同様の衝突被害に遭っている住民はここを物置代わりに使っていたため、無事だった。
事故についても「屋根の雪が落ちたかな」ぐらいにしか思っておらず、現場に駆けつけた警察官から被害の報告を受け、ようやく気がついたという。
現場は圧雪によってアイスバーン状態となっており、非常にスリップしやすくなっていた。警察では双方のドライバーから事情を聞き、互いのクルマをどの段階で認知していたかなどについて調べを進めるとしている。