マイクロバス車内に催涙スプレー噴霧

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14日夜、愛知県豊田市で居酒屋がチャーターしたマイクロバスの車内に若い男2人が乱入し、催涙スプレーを噴霧して逃走するという事件が起きた。

バスは出発前だったため事故には至らなかったが、乗っていた30人が病院に運ばれて治療を受けた。警察では傷害事件として逃げた男たちの行方を追っている。

愛知県警・豊田署の調べによると、事件が起きたのは14日の午後9時30分ごろ。豊田市元城町1丁目付近の路上で、居酒屋がチャーターしたマイクロバスに送別会を終えて学生寮に戻る大学生30人が乗り込んでいたところ、後を追いかけてきた若い男2人が「お前らどこの者だ?」などと言いがかりをつけ、車内に向かって催涙スプレーを噴霧して逃走した。

バスは出発直前だったが、車内にいた30人が目の痛みや呼吸困難を訴え、救急車で病院に搬送。うち3人はスプレーの直撃を受けるなどして症状がひどく、検査入院することになった。

噴霧されたスプレーはトウガラシなどを主体としており、護身用ではなく、クマ撃退用などの強力タイプの可能性も高いという。

被害を受けた30人は、別のバスで先に帰路についた約60人とともに、大学の野球部の送別会に参加していた。このうち数人が忘年会をしていた別の団体とトラブルとなり、店内で口論をしていたという目撃情報もある。

警察ではバス車内に残されていたスプレーの成分を分析するとともに、トラブルを起こした団体の幹事から任意で事情を聞き、犯行に及んだ人物の特定を急ぐ方針だ。

《石田真一》

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