「フォードの背中はまだ……」トヨタの張社長

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車の張富士夫社長ら首脳は18日、東京で年末の定例会見を行った。冒頭、張社長は整備士試験の漏洩問題について「改めてお詫びする」と、陳謝した。

会見で、今年および2004年の世界生産・販売が米フォードを上回る見通しとなっていることについて感想を求められた張社長は「マラソンでいえば背中までは、まだ見えてこない」と述べ、謙虚な受け答えに終始した。

そのうえで「まだまだ勉強が必要」とし、台数だけの比較で米市場に根付いた米ビッグスリーと肩を並べる存在とはいえないとの考えを示した。

北米市場での躍進で、貿易摩擦の再燃が懸念されることに対しては「現地生産車の拡大と部品の現地調達率の引き上げに努める」と述べた。

04年末にはメキシコ、さらに06年からは米テキサス州での生産が始まるため、「現地生産の比率はいい水準に高まる」と、摩擦の再燃には否定的な見方を示した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
  2. 「今までのルノー車にはないデザイン」6代目となった新型ルノー『ルーテシア』、ファンの注目は“F1由来”の技術
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】結構コスパ高し! 快適さとスムーズさは大幅進化…中村孝仁
  5. 『GRスープラ』の後ろ姿が劇的に変わる! LEDテールランプ「Laser Style」が発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る