BMWモータースポーツ部長のマリオ・タイセンが来季、フアン・モントーヤに対してもラルフ・シューマッハと同様のサポートを続けていくと明言した。モントーヤは04年シーズン限りでマクラーレン移籍が決定している。
チームを去ることが決まっているドライバーに対しては情報を隠し気味にするのがF1界の常だが、モントーヤの場合はそうならないだろうとタイセンは語る。
「彼は今シーズンと同様の扱いを受けるだろう。チームメートと同じ扱いでね。できるだけ多くのポイントを確保するためにも我々は彼を必要としているし、無論ラルフもだ。チームからノウハウを持ち出すなんて、大した問題ではない。むしろ主力エンジニアがいなくなる方が私としては心配が大きくなる」
「ドライバーはマシンの挙動については分かっていても、理由までは分からない。それにF1の進歩の度合いは極めて速い。彼が技術に関する知識を持っていったとしても、それを使えるようになるころには、時代遅れになっているはずさ」とタイセンは語った。