【新型トヨタ『クラウン』発表】会場にはあのクルマが
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会場に入ると、ステージ上の真ん中にはメインの新型クラウンではない1台のクルマが堂々と置かれていた。そのクルマは、なんと1955年に発売された初代クラウン。
約半世紀前に発売された初代クラウンは、海外メーカーの技術協力を受けて製造することが多かった当時の国産車の中で、はじめて純国産技術のみで開発した、国産車の原点ともいえるモデルなのだ。
「継承すべきところは受け継ぎ、新しくすべきところは一新(張富士夫社長)」との思いで開発した新型クラウンとはいえ、「伝統と格式」という「クラウンの重み」を静かにアピールする重要なゲストになっていた。
《工藤貴宏》