【新型トヨタ『クラウン』発表】直列6気筒エンジンの終焉

自動車 ニューモデル 新型車
【新型トヨタ『クラウン』発表】直列6気筒エンジンの終焉
【新型トヨタ『クラウン』発表】直列6気筒エンジンの終焉 全 3 枚 拡大写真

振動バランスに優れるため回転フィーリングが良く、かつては高性能エンジンの代名詞であった直列6気筒エンジンだが、いまや生産量は激減し、現在直列6気筒を量産しているメーカーはBMWとボルボ、そしてトヨタだけだ。

そのトヨタも、ついにFR系をV型に切り替えた。今回の新型『クラウン』のエンジンがV型となったことによって、国産メーカーから直列6気筒が消えることになった(現行の直列6気筒エンジンも次世代でV型に切り替わるとのことだ)。

時代の趨勢から取り残された直列6気筒。「縦に長くなるので、クラッシャブルゾーンの確保が難しい」と説明するのは、エンジンプロジェクト推進部の杉山雅則主査。

そのほかにも、ブロックやクランクシャフトが縦に長くなることによって、エンジンの剛性確保のために重量がかさむこと、搭載位置を後ろに下げられないため、ボディの前後重量配分で不利なことなどがある。

しかしこれで直列6気筒が完全に消えてしまうかというと、そうではなさそうだ。エンジニアリングに詳しいジャーナリストの熊野学氏は「これで希少価値が高まった。BMWも5年ほど前に作り直したばかりだし、しばらくは残っていくだろう」と分析する。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカD:5』ついにフルモデルチェンジへ! 車名は「D:6」!? 2025年内発表か
  2. トヨタ『4ランナー』新型...最新技術と高い耐久性の両立[詳細画像]
  3. ダムドが伊・OZ Racingとコラボしたネオクラシックホイール「Rally Racing 4×4」の受注を開始
  4. トヨタ『GRカローラ』は『GRヤリス』とは異なるスタンス…4月の試乗記まとめ
  5. 総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
  6. [VW ゴルフ 50周年]重量増加スパイラルに逆行した第7世代
  7. メルセデスAMG GT 新型登場、高性能ラグジュアリーモデルの魅力とは?[詳細画像]
  8. トヨタ『カムリ』新型...ベストセラーはどこが新しくなったか?[詳細画像]
  9. 【ジープ ラングラー 4xe 新型試乗】ラングラーがまぁ静かになっちゃって…中村孝仁
  10. 全長100メートルのジャンボこいのぼりと名車がコラボ…第12回KAZOクラシックカーフェスタ
ランキングをもっと見る