リーダーに「お前はバカか」と叱責され出頭

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25日未明、愛知県名古屋市内の市道交差点で、暴走族による集団暴走を警戒中の警察官が歩道を走ってきたバイクにはねられるという事故が起きた。

警察官はこの事故で軽傷を負ったが、暴走族メンバーは仲間のバイクで一時逃走。その後、逃げ切れないと悟って警察署に出頭し、緊急逮捕されている。

愛知県警・名東署の調べによると、事件が起きたのは25日の午前0時35分ごろ。名古屋市内やその周辺を拠点とする暴走族グループによって、クリスマスイブに行われる「クリスマス暴走」を警戒し、同署員が名古屋市中区新栄付近の路上で取り締まりを行っていたところ、バイク20台以上の集団が暴走中との連絡がパトロール中の警察官から寄せられた。

警察では走行抑止を狙って道路を封鎖したが、数台のバイクが歩道上を通過し、強引に検問を突破しようとした。この際、歩道上でバイクを止めようとしていた40歳の巡査長と、1台のバイクが接触。巡査長は転倒し、路上に頭を打ちつけられた。

バイクに乗っていた少年はその場にバイクを捨て、仲間のバイクに同乗する形で現場から逃走した。巡査長は頭を打ったが、幸いにも軽傷で済んだ。

警察では公務執行妨害と道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で逃げたグループの行方を負っていたが、午前2時20分ごろ、同署に17歳の少年が出頭し、ひき逃げの事実を認めたため、緊急逮捕している。

少年は取り調べに対し、容疑を全面的に認めた上で「リーダーからバイクを捨てて逃げてきたから身元がすぐにバレる、お前はバカかと叱責された。他のメンバーに迷惑は掛けられないから出頭した」などと話しているという。

この少年の加入する暴走族グループは岐阜県岐阜市内を拠点としていることから、警察では岐阜県警と連絡を取り、この少年の所属するグループの摘発も進める方針だ。

《石田真一》

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