プジョージャポンは15日、人気の小型車『206』など合わせて4万8513台のリコールを国土交通省に届け出た。
01年11月〜02年12月に輸入した206(ワゴン、カブリオレなど全11車種)、1127台は、イグニッションスイッチの寸法精度が悪く、キーが始動位置から戻らない場合があり、最悪の場合、スターターモーターが破損して再始動できなくなり、配線も焼損する。
これまでに5件の不具合が見つかっている。また、98年3月〜03年12月に輸入した206、『307』、『406』の各シリーズ26車種、延べ4万7386台は:
(1)右ハンドル車において、ブレーキペダルとマスターバックを連結するコネクティングロッド固定ピンの抜け止めクリップが不適切なため、クリップが外れて固定ピンが脱落し、最悪の場合、ブレーキペダルによる制動操作が不可能になる。
(2)方向指示器スイッチ内部のバネ機構が不適切なため、自動復帰機構部品にずれが生じ、ハンドル操作時に方向指示器が勝手に動作してしまう——の2点。