タクシー運転手を殺害犯は血まみれで逃走?

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14日早朝、愛知県春日井市内の市道に止まっていたタクシーの車内で運転手らしき男性が血を流して倒れていると通報が寄せられた。現場に急行した警察官が確認したところ、男性は出血性ショックですでに死亡していた。

料金メーターが支払い表示のままとなっていることや、売上金が無くなっていることから、警察では乗客を装って乗り込んだ何者かが運転手を殺害して現金を奪ったものとみて捜査を始めた。

愛知県警・春日井署の調べによると、14日の午前6時35分ごろ、春日井市大泉寺町付近の市道で犬の散歩をしていた男性が路上にエンジンを切った状態で止まっているタクシーを発見。

運転席にはシートベルトをしたままの男性が座っていたが、右側の首を切られて血まみれになっていること確認、すぐに警察へ届け出た。

警察官が現場に急行したときには、男性はすでに死後硬直しており、死亡から少なくとも数時間が経過していることがわかった。タクシーのメーターは支払い状態となっており、メーターには4860円の表示があった。

深夜料金で約14km走った料金であり、これは名古屋市内から現場付近までの料金に相当することや、この運転手が普段は名古屋市中心部で客待ちをしていることなどから、何者かが名古屋市内からこのタクシーに乗り込み、現場付近で降車する際に運転手の首を鋭利な刃物で切った可能性が高いという。

運転手は料金を受け取るために後部座席へ振り返るようにした状態で首を切られており、吹き上げた血が助手席と左側後部座席を直撃していた。この際、犯人も相当の返り血を浴びたとみられ、靴の裏に付着した血痕で逃走した経路がわかるような状態でもあった。

警察では強盗殺人事件と断定し、現場から逃走した容疑者の行方を追っているが、大量の血を浴びた状態で長い距離を逃げている可能性は少なく、現場での聞き込み調査などを強化して容疑者の行方を追う方針だ。

《石田真一》

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