道を誤ってパニック! 逆走で元の場所には戻れません

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18日午後、奈良県大和郡山市内の西名阪自動車道の名古屋行き車線で、69歳の男が運転する乗用車が約700mに渡って追越車線を逆走し、順走していた対向車と正面衝突するという事故を皮切りに、クルマ5台が関係する多重衝突に発展した。この事故で8人が軽傷を負っている。

奈良県警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは18日の午後1時40分ごろ。大和郡山市横田町付近の西名阪自動車道・名古屋行き車線の追越車線を乗用車が逆走。約700mほどを走り抜け、対向してきた64歳の男性が運転する乗用車と正面衝突した。

前方で起きた事故に気づき、後続車も次々にブレーキを掛けたが、結果として3台が追突。合計5台が関係する多重衝突事故に発展した。

警察では逆走したクルマを運転していた69歳の男を業務上過失傷害容疑で取り調べているが、男は「兵庫から大阪市内の知人宅に行こうとして、道を間違えて奈良まで来てしまった。天理パーキングエリア(PA)に立ち寄り、改めて大阪方面にUターンしようとしたが、間違えて元の名古屋行き車線に向かってしまった」と話しているという。

男は「大阪方面にUターンしようとした」と語るが、天理PAは大阪行き線と名古屋行き線が分離されており、Uターンはできない構造になっている。

警察では男が道を誤ったことでパニックになり、逆方向に走れば大阪方面に行けると勘違いしていた可能性が高いとみて、さらに調べを進める方針だ。

《石田真一》

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