ホンダと関連企業の労組で組織する全国本田労働組合連合会は、今春闘での統一ベースアップ要求を見送る方針を正式に決めた。これで本田労連の統一ベア要求は2年連続で見送られることになる。
全トヨタ労働組合連合会も、すでに同様の方針を採択しており、トヨタ自動車とホンダがベア要求しないという昨年同様の春闘になる。一方で、日産自動車グループの日産労連は3年連続で1000円のベア要求を決めており、トヨタとホンダの格差是正を目指す。
今後は、排ガス規制特需で業績が好転した大型トラック各社の方針が焦点となるが、いすゞ自動車などが再建途上にあるだけにベア要求は困難視されている。咋春闘同様、ベアは日産のみが注目される展開となりそうだ。
