発明者に対する対価!---新型車や技術開発に影響大

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青色発行ダイオード(LED)を開発した中村修二氏が、元の勤務先の日亜化学工業に対して発明に見合った対価として200億円の支払いを求めた訴訟の判決が東京地裁であった。

東京地裁は30日、請求金額通り日亜化学工業に対して200億円の支払いを命じた。これまでの職務発明に対する対価を求めた訴訟での最高額は前日の29日の控訴審判決で、日立製作所に対して約1億6000万円の支払い命令だった。今回はこれを大幅に上回った。

青色LEDは大発明とされ、現在米国カリフォルニア大サンタバーバラ校の教授となった中村教授が、日亜化学工業に勤めていた際に発明した。日亜化学工業が特許権を所有するが、正当な対価を受け取っていないとして日亜化学工業を訴えていた。

今回の判決を受けて、今後燃料電池やハイブリッドなど、先進的な環境技術の開発に力を入れている自動車メーカーなどでも今後、発明者に対する対価に大きな影響を与えそうだ。

《レスポンス編集部》

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