【パナソニック・ストラーダ『DS100』緊急取材】色だけではない、質感にこだわる
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「カラー展開というと、原色系のもっとカラフルな色を思い浮かべる人が多いのかもしれませんが、ポータブルナビの幅広いユーザーに訴求し、クルマのインテリア環境にいかに溶け込むかを目指しました」と、パナソニック・オートモーティブシステムズ社(PAS社)九州開発センター・第一開発チームの上野幸二・主任技師は言う。
カラー選定に関してはデザイナーのグエナエル・ニコラ氏が担当している。現在市販されているクルマのインテリアカラーや、ユーザーのライフスタイルなどを考慮し、色だけではなく、その質感についても厳密に指定してきたという。
平川隆幸・チームリーダーは「写真で見るとわからないのですが、ブラックはラバー調の手触りになっているので、店頭でその感触を味わっていただきたい。ブラウンは二層塗装となっていますし、シルバーも光沢の見栄えにこだわりました。いずれもプラスチック素材そのままの色ではなく、このあたりにはかなり苦労しています」と説明する。
予想している販売比率については、シルバー7:ブラック2:ブラウン:1の割合だという。年齢や性別によってお勧めの色は特に設定しておらず、「取り付けを行うクルマのインテリアカラーにマッチする色を選べば良いのではないでしょうか」と平川チームリーダー。
カーナビは「車内の一番目立つ位置に置いた方が使いやすいアイテム」だけに、インテリアカラーとのバランスの悪さが強調されることも多かった。インテリアカラーのバランスを崩さないという意味では、DS100は最高の選択肢となりうるだろう。
《石田真一》