“白装束集団”のクルマを合格に見せかけていた車検場、摘発

自動車 社会 社会

福井県警は9日、法で定められた整備や検査を行わないまま、パナウェーブ研究所(いわゆる白装束集団)が移動に使用していたワゴン車を車検に合格したように見せかけていたとして、道路運送車両法違反容疑で福井市内にある民間車検場への家宅捜索捜索を実施した。

また、この車検場に勤務する57歳の検査員と、51歳の研究所メンバーを虚偽有印公文書作成・同行使と道路運送車両法違反容疑で逮捕している。

福井県警によると、道路運送車両法違反容疑に基づく強制捜査の対象となったのは、福井市内にある民間車検場。この車検場では、法定整備や検査を一切行わないまま、パナウェーブ研究所がキャラバンに使用していたワゴン車が車検に合格していたように証明する保安基準適合証を発行した疑いがもたれている。

この車検場は同研究所のシンボールマークとなった「うずまきステッカー」を貼り付けた容疑でも昨年5月に強制捜査の対象となっているが、以前から同研究所との密接な関係が指摘されていた。

警察では関係書類を押収するとともに、車検場の検査員1人と、この検査員にペーパー車検を依頼したとされる研究所の幹部1人を逮捕し、不正車検の実態について調べを進める方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  2. 冬を愉しむ上質な『ブリザック WZ-1』は“大人のスタッドレス”、想像を超える快適さは非降雪地域のユーザーにこそおすすめPR
  3. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  4. コックピット見えた! 2027年型ポルシェ『718ケイマンEV』、衝撃の価格も発覚
  5. ホンダ『S2000』にスーパーチャージャー、老舗JDMチューナーが580馬力にカスタム…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る