不法残留外国人摘発の入管職員、車上荒に泣く

自動車 社会 社会

10日午後、埼玉県戸田市内のファミリーレストラン駐車場で、東京入国管理局新宿出張所が使用している捜査車両が車上荒らしの被害に遭い、公務の際には必携とされる身分証明書などが盗まれた。

警察では職員が食事をしている隙に被害にあったとされているが、盗まれたバッグなどは見つかっていない。

埼玉県警・蕨署の調べによると、事件が起きたのは10日の午後2時50分ごろだという。戸田市下戸田2丁目付近のファミリーレストランで食事をしていた東京入国管理局新宿出張所の職員から「駐車場に止めていたクルマから現金などが盗まれた」との通報が寄せられた。

被害に遭ったのは東京入管が使用している捜査車両で、ドアにはバールのようなものでこじ開けられた跡が残されていた。車内には公務の際に携帯が義務づけられている警備官2人分の入国管理手帳(身分証明書)、手錠、防刃チョッキ、現金約4万円の入ったバッグがあったが、これが盗まれていたという。

この日、東京入管は埼玉県警と共同で不法残留外国人の一斉検挙を戸田市や川口市で実施しており、事件の起きたレストランには捜査後に職員8人で立ち寄った。食事に要した時間は25分と必要最小限だったが、被害はこの隙を突く形で発生した。

警察では付近の捜索を実施したが、バッグは見つかっておらず、犯人の足取りもつかめていない。

東京入管では「身分証明書は公務の際には常時携帯することが出入国管理法で義務づけられている。今後はこうした不祥事が発生しないよう、職員に管理を徹底させたい」とコメントしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  2. 無線LAN内蔵&業界最大4.0インチ、ブリッツのレーザー&レーダー探知機「TL406RW」が発売
  3. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  4. オートリース業界のリーディングカンパニー「SMAS」が掲げる「移動革命」の今と未来…ジャパンモビリティショー2025PR
  5. 冬を愉しむ上質な『ブリザック WZ-1』は“大人のスタッドレス”、想像を超える快適さは非降雪地域のユーザーにこそおすすめPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る