【三菱『ランサーエボリューションMR』乗った】「4G63」モノ凄いパワー

自動車 ニューモデル 新型車
【三菱『ランサーエボリューションMR』乗った】「4G63」モノ凄いパワー
【三菱『ランサーエボリューションMR』乗った】「4G63」モノ凄いパワー 全 3 枚 拡大写真

エボVIIIの「4G63」エンジンの 回り方が、“軽々しく”感じてしまうほど、MRのチューニングでは中高速回転域に力強さがある。最高値的には、出力は280ps/6500rpmを継承、トルクが40.8kgmと若干のアップ。

【画像全3枚】

が、実感ではMRとエボVIII、かなりの違いがある。MRは、4500rpm過ぎからトルクの厚みが、あまりにダイレクトだ。ガンガンガーン! と7000rpmのレッドゾーンを突き破っていく。また、「いま、ほしい!」というときに、即、パワー&トルクを呼び起こしてくれるのが嬉しい。

3速で130-140km/h付近のコーナーリングで、姿勢変化を待っていているときや、「いまだ!」と踏み込んだとき、エボVIIIでは若干の待ちがある。その結果、サスAYCの効果にも待ちが生じてしまい、焦る気持ちでジリジリしてしまう。

これは、「ブーストコントロールしている、リリーフバルブの形状変更によるところが大きい」と、布施氏。これまでの2穴形式から、よりより円形状一体化にしたことで、アクセルのパーシャル領域でのアクセルレスポンスが明らかに向上している。

また、タービン自体、MRとエボVIIIは同じだが、タービンノズル径を拡大している。ウエイストゲートソレノイドを2個化し、ブーストが高回転域で逃げずにガッシリとかかる。カムシャフトもややハイカム化されている。

布施氏、松井氏が口をそろえて、「この仕様いいですよね。かなり気にいっています」と本音をもらす。また、サイレントシャフトも軽量化。エンジン自体の静粛性が高まっているだけに、ターボへの吸気音がより増幅されて聞こえてくる。

《桃田健史》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  2. 「ソウルレッド」も完全再現!クルマ用塗料を使ったマツダ公式『ロードスター』スマホケース発売
  3. トヨタが米国製3車種を展示へ、日本にない『タンドラ』『ハイランダー』『カムリ』に乗り込める…S耐最終戦
  4. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る