救急車を50回も無免許運転---刑事責任は問えず

自動車 社会 社会

多治見市(岐阜県)は17日、同市の消防本部に所属する26歳の消防士が免許停止期間中に救急車を無免許状態で運転するという不祥事が起きていたことを明らかにした。

発覚が今年になってからで、刑事責任は時効となっており問えないが、市では何らかの懲戒処分を科す方向で検討を始めた。

多治見市と多治見市消防本部によると、問題の消防士は公務外のスピード違反が原因で1999年に30日間、2000年に90日間の免許停止処分を受けた。しかし、その事実を上司には報告しないまま勤務を継続。最初の免停期間中に7回、2回目に43回も救急車を運転した。

今月に入り、市に対して「免停期間中に救急車を運転した職員がいる」との通報が寄せられ、違反歴などを調べたところ、今回の事態が発覚したという。職員は市が行った事情聴取に対して「処分を恐れて報告をしなかった」と供述しているという。

無免許運転に関してはすでに時効を迎えているために刑事処分を科すことは不可能だが、市では何らかの懲戒処分を検討している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  2. 冬を愉しむ上質な『ブリザック WZ-1』は“大人のスタッドレス”、想像を超える快適さは非降雪地域のユーザーにこそおすすめPR
  3. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  4. コックピット見えた! 2027年型ポルシェ『718ケイマンEV』、衝撃の価格も発覚
  5. ホンダ『S2000』にスーパーチャージャー、老舗JDMチューナーが580馬力にカスタム…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る