愛知県警は17日、数百件の車上荒らし犯罪を繰り返していたとして49歳の男を窃盗容疑で逮捕した。家宅捜索の際に自宅からは盗まれたものと思われる多数の物品も発見されており、警察では余罪についても追及している。
愛知県警・豊田署の調べによると、この男は安城市内の駐車場に置いてあったトラックの車内からノートパソコン（25万円）を盗んだ疑い。男は盗んだパソコンを借金の代わりとして消費者金融業者に手渡した。
警察では車上荒らし事件として捜査を開始したが、これとは別に同日の午後、不審な行動を行っていた消費者金融業者の男に職務質問したところ、その男が使っていたクルマの車内からノートパソコンが発見された。
後の調べでこのパソコンが車上荒らし被害で盗まれたものと判明。これを男に追及したところ、男は「借金のカタに受け取った」と供述。その後の聴取から車上荒らし犯に関わった男にたどり着いた。
窃盗容疑で逮捕された男は警察の取り調べに対して「数百件の犯行を繰り返した」と供述しており、家宅捜索の結果として男の自宅からは盗品と思われる品々が数多く発見された。警察では製造ナンバーなどから被害届が出ている物品がないかを調べ、犯行の全容解明を急ぐ方針だ。
