クルマ52台が地吹雪の中で13時間足止め

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23日午前、北海道標茶町内の道道で激しい地吹雪が発生し、各所に生じた吹きだまりによってクルマの走行が出来なくなり、合計52台のクルマが約13時間に渡って立ち往生するというトラブルが起きた。

立ち往生したクルマの中には観光バス12台も含まれており、救出作業は難航したが、幸いにもケガ人などは出なかった。

北海道警・弟子屈署の調べによると、このトラブルを警察として確認したのは23日の午前11時ごろだったという。標茶町上オソツベツ原野付近の道道を走行していたクルマの運転者から「激しい地吹雪で生じた吹きだまりにはまって走行できない。他のクルマも進めなくなっている」との通報が寄せられた。

警察では道路管理者である北海道に対して除雪の依頼を行ったが、通報があった段階で20台近いクルマがすでに立ち往生しており、通行止めなどの対策も遅れたため、さらに多くのクルマが進入。合計52台が進路を阻まれることとなり、後方に下がることもできなくなった。

猛烈な地吹雪の中、救出作業が開始されたが、視界が利かないために難航。全てのクルマが救出されたのは最初の通報から13時間後だった。ガス欠となって暖房が切れた場合には乗員が低温下で救助を待つ危険性もあったが、幸いにも1人の負傷者も出なかった。

警察では「今回の悪天候は予想の範囲を超えていた。今後は通行止め措置の手順などを改めて検討したい」とコメントしている。

《石田真一》

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