深夜の川にRVが進入し、立ち往生

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23日深夜、岩手県盛岡市内を流れる雫石川で、タイヤの泥を落とす目的で川に進入したRVが走行不能となり、警察や消防に救助されるという事件が起きた。

幸いにも負傷者は出なかったが、9歳と4歳の子供も乗っており、遭難する一歩手前の状態だった。警察や消防ではこのRVを運転していた男性に対し、厳重に注意する方針だ。

岩手県警・盛岡東署の調べによると、事故が起きたのは23日の午後10時10分ごろだという。「盛岡市上太田付近を流れる雫石川に進入したRVが立ち往生して身動きが取れなくなった」と、このRVを運転する男性の知人から110番通報が寄せられた。

RVには大人と子供あわせて5人が乗車していたが、このうち運転者の妻である28歳の女性は自力で脱出。残る4人はRVの屋根に登り、救助を待った。

当時、雫石川は雪解け水によって増水しており、普段よりも水深があり、川の流れ自体も速かった。救出作業には盛岡市内の消防署から出動したレスキュー隊員20名が参加。午後11時40分までに4名を順次救出した。4人にケガは無かった。

運転していた男性は警察の調べに対し、「川岸で遊んでいたときに付着した泥を落とす目的で川に入った。岸から8mほど進行したところで深みにはまり、気がついたときにはクルマが流されていた」と話しているという。

ただし、通報した男性は「向こう岸まで渡ろうとしていた」とも話していたとされ、警察ではその無謀な行為に「子供も乗っているのに、どうしてこのような無謀な行為をするのか」と怒り心頭。運転していた男性に対しては後日に再度呼び出し、厳しく注意するとしている。

《石田真一》

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