【ジュネーブモーターショー'04出品車】フィアット『チンクエテーレ』の融合
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車名は、地中海沿岸のリゾート。海と空に挟まれた自然いっぱいの土地だ。「相反する要素を融合させることは可能だ。それだけでなく、想いもかけない調和のとれた美しさをもたらすこともある。この場所は我々にそう教えてくれる」とフィアット。
チンクエテーレも、あるときは欧州の都市の狭いストリートを走り抜け、あるときは人跡未踏のフロンティアを走るようなクルマだ。仕事に、癒しに、レジャーに、多目的に使え、そしていずれにも妥協することのないクルマだという。
融合はしばしば妥協の産物になるが、そうではないといいたいのだろう。ルノーが『セニックRX4』で切り開いた方向性の、さらにコンパクトなクラスの可能性を探る。
《高木啓》