警察からクルマを取り返す---暴走族メンバーを逮捕

自動車 社会 社会

広島県警は1日、広島南署が発見・押収し、署内で保管していた盗難車1台を再び盗み出したとして、元暴走族メンバーの19歳少年2人を窃盗と建造物侵入の容疑で逮捕した。2人は容疑を大筋で認めているという。

広島県警・広島南署の調べによると、問題のクルマは1月23日に広島市南区内で発見されている。路上に放置されていたクルマのナンバーを照会していた署員が盗難届の出されている車両と確認。同署にレッカー移動し、署内の駐車場で保管していた。

ところが翌24日の午後6時になり、署内の保管場所を管理する担当者がチェックしたところ、保管していた押収車両が無くなっていることに気づいた。同日の午後3時には別の担当者が保管されていることを確認しており、この3時間の間に何者かが持ち去った可能性が強まった。

警察では防犯カメラが撮影した映像などを分析していたが、2月に入って別の窃盗容疑で逮捕された元暴走族メンバーの少年が、カメラにキャッチされた人物と酷似していることがわかった。

このため警察ではこの少年を厳しく追及したところ、仲間とともに保管場所となっていた署内の駐車場に侵入し、合鍵を使ってクルマを盗み出していたことを自供した。盗まれたクルマも府中町内の山中から発見され、共犯となった少年も1日までに逮捕している。

警察ではこの少年らが奪還したクルマを使い続けず、すぐに投棄したという経緯を重視。別の犯罪に関与したために証拠隠滅を図った可能性も高いとして、さらに追及していく方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る